宮崎県宮崎市のクリニックでホスピスカーの運用が始まりました。
県内での導入は初めてです。

導入したのは宮崎市のあおやま訪問・救急クリニックです。ホスピスカーは、在宅療養患者の急変時に医師と看護師が駆けつける緊急往診専用車で、県公安委員会から指定を受けました。赤色灯とサイレンで緊急走行します。

(あおやま訪問・救急クリニック 青山剛士院長)
「近隣の方含めて広い方の協力ご理解が必要にになるとおもいますので、見守ってご協力いただけるといいと思います」

在宅での療養者が増える中、想像と違う患者の急変に立ち合う家族が混乱するケースがあります。

ホスピスカーが救急搬送以外の選択肢となることで、救急隊や医療機関、家族の負担軽減につながると期待されます。

(あおやま訪問・救急クリニック青山剛士院長)
「最期まで自宅でということを達成できるような希望の光までは言い過ぎかもしれませんが、それに近い存在になればいい」

出動の基準はガン末期の激しい痛みをはじめ意識障害、呼吸困難などで、このクリニックでは在宅や施設などで300人近くの患者を診ています。

対応エリアは宮崎市池内町のクリニックから16キロ圏内の宮崎市近郊です。

テレビ宮崎
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