若者が活躍する社会のために九州の企業経営者が集まって意見交換を行う大会が11月27日、宮崎市で開かれました。
この大会は九州・沖縄8県の企業経営者でつくる九州経済同友会が開いたもので、会員約300人が参加しました。
大会のテーマは「若者が輝く社会の構築と企業の役割」で、早期離職者が多い現状に対応するために、企業が取り組むべき目標が掲げられ、満場一致で採択されました。
この中では、企業理念を分かりやすく発信し、雇用のミスマッチを減らすことや、離職・転職をキャリアアップの一環ととらえる社会風土の醸成など5項目が盛り込まれています。
(九州経済同友会 青柳俊彦代表委員)
「昭和の時代に比べると、社会が変わっているし若い人たちの考え方も変わっていると再認識させられた。それぞれの企業にあった形のルール作りが必要になってくると感じた」
厚生労働省によりますと、今年6月時点の全国の就職後3年以内の早期離職率は、新規高卒者が37.9%新規大卒者が33.8%となっています。