兵庫県警は三田警察署の元署長が当時の部下にパワー・ハラスメントをしたとして懲戒処分しました。
兵庫県警によると三田警察署で署長として勤務していた男性警視(55)がことし4月から8月にかけて部下7人に対して、「能力の限界だな」「ちんたらせんと早よ探さんかい」と大声で怒鳴るなどしたということです。
ことし8月に別の署員から「署の雰囲気がおかしい。署員が委縮している」と相談を受けた監察官室が調査していました。
男性警視は「自分の不徳の致すところです」と反省の弁を述べる一方、「言い方は厳しかったかもしれないが大声でしっ責した覚えはない」と話していて、パワハラにあたると認識していなかったということですが、兵庫県警は男性警視(55)を戒告処分にしました。
杉本直之主席監察官は「組織を挙げてハラスメント防止対策に取り組む中、幹部職員がハラスメント行為により処分に至った事実を重く受け止め、県民の皆様深くお詫び申し上げます」とコメントしています。