日本維新の会・吉村洋文代表はきょう=28日の取材で、維新から除名された衆議院議員3人が自民党会派に加わる方針を固めたことについて「議員辞職するのが筋。維新を信頼して投票してくれた有権者に申し訳ない」とコメントしました。
9月に日本維新の会を離党し衆議院の会派「改革の会」を結成していた斉木議員、阿部議員、守島議員の3人が、自民党の会派に入る方向で最終調整しているということで、3人が自民の会派に入れば、与党側の勢力が衆議院で過半数に達することになります。
■発言の詳細は…
【日本維新の会・吉村代表】「離党については慰留しましたが、離党するということでした。我々としては除名の判断をしました。
除名した場合は議員辞職するという誓約書を3名とも公認の時に出しています。本人が制約しています。
本来の筋としては議員辞職して議席を維新に返すというのが筋だと思います。
議員辞職せず、自民の会派に入るのは僕は筋が通ってないんじゃないんじゃないかと思います。
除名というもっとも厳しい処分をしたのでそれ以上できることはないです。有権者の皆さん、維新を信頼して投票してくださった方に申し訳ないと思います」
(Q 衆参ともに過半数に足りていない中で、3人が与党に入れば政局の安定化につながる狙いも?)
【日本維新の会・吉村代表】「そりゃもちろんそうでしょ。自民党として判断したのは普通のことだと思います。でも、だからといって維新からすると、元々維新で当選した議員ですから。維新を信頼して投票してくれた方がたくさんいるわけですから、筋で行けば議員辞職だと思います。それをされずに自民会派に入るということであれば、もうコメントすることはないですね」