静岡県長泉町で町役場の財務会計システムに不正なアクセスをしたとして、同町教育委員会の女性主査が書類送検されました。
不正アクセス禁止法違反等容疑で書類送検されたのは長泉町教育委員会の女性主査(56)で、2022年12月と2025年3月、同町の町役場で財務会計システムのアクセス許可権限を勝手に変更した上、複数回にわたって不正アクセスした疑いが持たれています。
長泉町によると、女性主査は過去に財務会計システムを所管する部署に所属していて、その際に入手した情報を悪用して許可権限を変更し、総務部長などから口頭注意を受けた後も他の職員からIDやパスワードを聞き出した上で、他人になりすましてシステムにログインしていたということです。
このため、同町は2025年8月20日付で女性主査に停職1カ月の懲戒処分を行い、裾野警察署に通報していました。
これまでに横領や情報漏洩は確認されていません。
警察の調べに対して、女性主査は「自分の思い通りに業務を進めるためだった」と容疑を認めています。