少子化や教師の働き方改革が課題となる中、部活動を地域で支える制度の全国での実施に向けた補正予算案が、28日午後に閣議決定されます。
文科省は学校が主体で行ってきた部活動を地域のスポーツクラブなどに移行する方針で、大会への参加が可能となるなど新たな制度の創設を目指しています。
国のガイドライン案では希望する先生は指導できる環境整備のほか、指導を強制しないことなどが盛り込まれています。
千葉・柏市では全国に先駆け、休日の部活動を地域のクラブに移行しました。
中学のサッカー部顧問をしている先生は、土日に休みを取ることができるようになりました。
中学のサッカー部顧問・長谷川友一先生(39):
土日は基本お休みをいただいているので、時々こうやってちょっと練習試合とか試合を見に来て、生徒の様子も確認しながら家庭の時間を大切にさせていただいています。
自分が教える中学校に野球部がなく、地域のクラブでの野球指導を志願した片岡佑太先生は「やっぱり部活動っていうのは、教えたいなと思って(教師に)なった部分もあるので、こういう機会はありがたいなと思います」と話しました。
野球クラブのメンバー:
楽しいです。みんなで集まれて野球できるっていうのは、すごく良い機会をもらえたなと思います。
全国実施に向けては費用負担の在り方が課題となっていて、文科省は年内にも保護者負担の目安額を示す方針です。