ねっとりとした食感と甘さが特長で全国的にも人気を集める種子島特産のサツマイモ、「安納いも」の品評会が鹿児島県中種子町で開かれました。
品評会は、種子島島内の生産者やJA、地元自治体などでつくる「安納いもブランド推進本部」が、生産者の栽培技術の向上などを目的に毎年行っているものです。
品評会には、「安納こがね」や「安納紅」など、島内の生産者が出品した自慢のイモ52点が並び、形の良さ、身や皮の色などが専門家や生産者らによって審査されました。
そして、箱に入れたときの見栄えの良さや、規定の重量に収まっているかなどを審査する箱部門で、西之表市の勇元誠さんが出品した安納紅が最高賞の金賞に選ばれました。
金賞(箱部門)・勇元誠さん
「サツマイモ生産の本当のプロの集団の中で、こういう評価いただけたのがとてもうれしい。これにおごらず、品質向上に向けてとことん取り組みたい」
今回入賞したイモは2026年以降、種子島高校がバイオ技術で栽培する苗づくりに活用され、島内の農家に販売されるということです。