壱岐市の会計年度任用職員が公金約40万円を私的に流用したとして、27日付けで懲戒免職の処分を受けました。
懲戒免職処分となったのは、壱岐市の市長事務部局の50歳の会計年度任用職員の女性です。
市によりますと、2025年4月から税などの公金取扱窓口を担当していた職員は、市民が納付した税金の一部を遅らせて入金したり、納付処理をしなかったりと虚偽の報告を繰り返し行っていたということです。
10月、市民から「税を納付したにも関わらず督促状が届いた」との問い合わせで発覚し、職員は合わせて19件40万8200円の公金を私的に流用していました。
市の調査に対し職員は「生活費に充てた」と話していて、27日までに全額返金したということです。
壱岐市の篠原一生市長は「市政の透明化と公正性の確保に取り組む」などとコメントしています。