高知財務事務所が県銀行協会と連携して初めて開いたフォーラムには、県内の金融機関などから約30人が参加しました。金融庁金融犯罪対策室の担当者が、最近はATMで直接振り込むのではなく、インターネットバンキングを使った被害が急速に拡大していることなどを説明しました。
金融庁金融犯罪対策室・斎藤豊 室長:
「金融機関全体で犯罪組織を排除していくことが大事で、そのためには金融機関間で連携し、犯行手口や有効な対策のノウハウを共有していくことが大事」
金融機関の規模や立地にかかわらず、計画的で着実に対策を進めていくことが重要だと指摘しました。
金融庁金融犯罪対策室・斎藤豊 室長:
「普段と違った動き(取引)がないかを金融機関でしっかり見てもらい、おかしなところがあれば本人に確認する、あるいは口座自体をいったん止めてしまうということが被害の拡大を止めていく重要な要素」
財務事務所は今後も同様のフォーラムを開催していくことにしています。