鳥インフルエンザの急拡大などにより今年は卵の価格が全国的に高騰し、「エッグショック再来か」と言われています。価格高騰が続くクリスマスを控えた愛媛県内の洋菓子店も、頭を悩ませています。

曽我部愛麗キャスター:
「価格高騰が続く卵。こちらのケーキ店にも影響が出ています」

松山市高砂町にある「patissrie Chou Chou」。夫婦で営むアットホームな洋菓子店で、焼き菓子やケーキがずらりと並びます。こちらの店では今月からクリスマスケーキの予約受付を始めましたが、卵をはじめとする材料費高騰の影響を受けているといいます。

patissrie Chou Chouオーナー・高田雅史さん:
「もうみたことない相場ですよね、今までにない値段帯。ベース(の値段)が去年より上がってしまっているので、(1)キロで300円というのが続いているのが、400円超えてきたみたいな」

卵の価格高騰で仕入れ値は、去年と比べて4割~5割ほど上昇。やむを得ず、去年に続いてクリスマスケーキの値上げを決めました。

高田雅史さん:
「結構値上げも我慢してたんですけど、やっぱりあげさせてもらったり、今年はそんなに上げないでおこうという努力の中で、微増だけさせてもらった」

多い時で一日約160個使うこともあるという卵。ロールケーキやプリン、シュークリームなど洋菓子には欠かせません。加えて、卵以外の乳製品やフルーツなど、ほとんどの原材料の価格が上がっているといいます。

高田雅史さん:
「使ってる種類が多すぎるので、一概になにが上がってというのは今までやったら影響を受けにくかったんですけど、全体全部(価格が高い)ので結構きついですよ、ここ何年かは」

厳しい状況の中で迎えるクリスマスシーズン。こちらの店では予約を早めに受け付けるほか、販売数や材料の管理を徹底して行うなど、材料を無駄なく使う工夫をしています。

高田雅史さん:
「(価格が上がって)買いづらいというのはつらいと思うので、年一のことですし、楽しく過ごせるアイテムですので、楽しんで喜んでいただいて、家庭の中のその一部分に携われたら良いな」

「お客さんに喜んでもらいたい」物価高騰の波が避けられない中、店の試行錯誤が続いています。

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テレビ愛媛
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