鹿児島サンロイヤルホテルが新築移転する予定の住吉町15番街区を含む、鹿児島市の鹿児島港本港区エリアのまちづくりについて議論が行われ、民間からカフェやグランピング施設の提案があったことが明らかにされました。

県は鹿児島港本港区エリアにある北埠頭とウォーターフロントパークでの民間活力導入を検討していて、25日の懇談会で県は事業参加への意向やイメージする事業内容などを民間事業者から聞き取った調査の結果を公表しました。

北埠頭は4事業者、ウォーターフロントパークは5事業者が参加を前向きに検討していて、事業内容としてはカフェ、キッチンカー、グランピング施設などが挙げられたということです。

また北埠頭のしおかぜ通りで実施中のスイーツなどが楽しめる3基のコンテナハウスによるトライアル事業についても報告され、参加者から意見が出されました。

鹿児島商工会議所・川畑孝則副会頭
「北埠頭もウォーターフロントパークも、どちらかというと公共性が強い感じがする。単純に民間活力だけではなくて、どういう形を取ったらいいか掘り下げてほしい」

鹿児島港運協会・橘木克朗事務局長
「全体的に見た時に飲食店、レストラン、軽食など、そういうのばかりが書いてあるがお互いに競合する」

県旅客船協会・若松広幸事務局長
「早く北埠頭(旅客ターミナル)の整備をきっちりしてほしい。あそこが活用できなければ人は呼べないのでは」

また、鹿児島港本港区エリアでは、鹿児島サンロイヤルホテルが住吉町15番街区に新築移転する予定です。

サンロイヤルホテルを経営する鹿児島国際観光と県は、貸付期間や今後の手続きなどについて定めた基本協定を10月中に結ぶ予定でしたが、県によりますと鹿児島国際観光の社内手続きに時間がかかり協定締結が遅れているということです。

県は11月中の基本協定締結を目指しています。

鹿児島テレビ
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