25日午前、客を乗せた鹿児島市電がドアを開けたままおよそ30メートル走行しました。
けが人はいませんでした。
鹿児島市交通局によりますと、25日午前9時45分ごろ、鹿児島市の宇宿一丁目停留場で乗客の乗り降りを終えた市電が、脇田停留場へ向けて出発する際、車両前方にある出口扉を開けたまま走り出しました。
これに気付いた乗客が運転士に伝え、車両はおよそ30メートル先で停車しました。
およそ25人の乗客にけがはありませんでした。
市電には扉が開いたままでは走行できない安全装置が備わっていて、当初、この車両も出発できなかったところ、運転士が誤作動と思い込み、装置のスイッチを切って出発したということです。
これを受けて鹿児島市交通局は、全ての運転士に対して安全確認の徹底を呼びかけ、緊急の研修を行うとしています。