熊本県阿蘇地方で震度5強を観測した地震について、気象庁はこのあと、25日午後7時半から記者会見を開きます。
午後6時1分ごろ、熊本県阿蘇地方を震源とする強い地震がありました。
震源の深さは約10キロ、地震の規模を示すマグニチュードは、5.7と推定されます。
各市町村の震度は震度5強が熊本県産山村。
震度5弱が、熊本県阿蘇市、大分県竹田市。
震度4が、熊本県南小国町、高森町、南阿蘇村などとなっています。
この地震による津波の心配はありません。
この地震では、高層ビルなどが大きくゆっくり揺れる長周期地震動が観測されました。
長周期地震動には、1から4まで4つの階級があり、佐賀南部と熊本阿蘇地方では、やや大きな揺れとなる「階級1」を観測しました。
気象庁はこのあと午後7時半から会見を開きこの地震の詳細について説明する予定です。
また、震度5強があった産山村役場の職員によりますと、10秒ほど大きな横揺れがあり、本棚や書類が床に落ちるような揺れだったということです。
産山村役場は災害対策本部を立ち上げて対応にあっています。
阿蘇市役所の職員によりますと、20秒から30秒ほどの縦揺れがあったものの、近くのコンビニや街灯は点いているということです。
このほか、警察庁は地震発生後に「警備情報連絡室」を立ち上げ、熊本県警と大分県警に対して被害情報の収集に努めるように指示を出しました。