日本を代表する2人の料理人が福岡に。
その理由とは…。
24日、午前8時すぎ。
福岡市博多区のホテルから出てきた2人の男性。
◆三國清三さん
「地元の食材を…」
◆笹岡隆次さん
「使ってシェフと2人で献立を考える。すぐ漁師たちと関係を繋いで自分の店で使えたら面白い」
◆三國清三さん
「おいしいフク(フグ)食べたい、フク大好きなの」
九州の食材を探し求めている様子の2人の正体は…
日本人の料理人で唯一フランスの国家勲章「レジオン・ドヌール」を持つ、フランス料理の巨匠、レストラン三國の三國清三さん。
美食と芸術を極めた北大路魯山人の系譜を継ぐ、恵比寿笹岡の笹岡隆次さん。
笑顔で車に乗り込んだ日本を代表するトップシェフの2人が向かった先とは…
福岡県宗像市。
鐘崎漁港で獲れたばかりの魚を見にやってきました。
三國清三さんと笹岡隆次さんは、来年2月に福岡県主催のイベントで披露する新メニューを開発するため、23日から県内各地を訪問しています。
鐘崎漁港を訪れた一番の目的はフクですが…
残念ながら24日は小ぶりのものしか水揚げがなかったため、旨味をそのまま急速冷凍したトラフグ、シマフグ、ゴマフグのフク3種盛を試食しました。
◆三國清三さん
「うん、おいしい」
◆笹岡隆次さん
「食べ比べができるのは、なかなかない」
◆三國清三さん
「フク大好き。少しちょうだい」
◆鐘の岬活魚センター 竹浦誠さん
「もう1枚ありますよ」
さらに…
◆三國清三さん
「他に何か食べられるのない?」
◆鐘の岬活魚センター 竹浦誠さん
「穴子の刺身が」
◆笹岡隆次さん
「いいですね」
◆三國清三さん
「穴子!?おいしい、コリコリして」
◆笹岡隆次さん
「穴子のサイズが大きいからこれ(刺身)ができる。小さいサイズだとこうはいかない。」
◆三國清三さん
「これフクと勝負できる」
数十年来の付き合いがあるということで、息がピッタリの二人。
◆三國清三さん
「現場に来て見ると、レシピの幅や深みがグッと良くなる」
◆笹岡隆次さん
「地元の人が普段食べている感じの料理法で、仕上がりが違うようにしたい」
◆三國清三さん
「驚きは僕に任せて。みなさんアナゴおすすめですよ」
◆笹岡隆次さん
「アナゴの刺身は本当においしかった」