県内屈指の観光地宮島で深刻となっているのが、観光客の「ごみ問題」です。
その解消に向けて、この3連休に“初めての取り組み”が行われました。

多くの観光客でにぎわう、3連休中日の宮島―

【島根からの家族】
「人が多いですね。人が多くてびっくりしてます」

厳島神社を参拝しようとする人は、300メートル以上に及ぶ長蛇の列。

【大阪からの親子】
「親子で2人で旅行しようかということで日帰りで」
Q:どうですか、混みようは?
「びっくりしました。ぼく何年か前に来たんですけど、こんなに混んでなかったんで」」

宮島の去年の来島者数は、過去最多の485万人。
観光客の増加に伴い深刻な問題となっているのが、ごみの置き捨てや、大量に発生する食べ残しの処分です。

そんな中、この3連休に行われた初めての取り組みが…

「ごみの持ち帰りにご協力お願いしま~す」

観光客に配られたのは、もみじ柄のごみ袋。
主に宮島で出たペットボトルのゴミを再利用して作られたものです。

廿日市市や観光協会は、ごみを『持ち込まない・増やさない・散らかさない』というスローガンのもと、食べ歩きなどで出たごみを袋に入れて、持ち帰るか、ゴミ箱まで持ってくるよう呼びかけました。

【廿日市市・松本太郎市長】
「ごみの総量というのはテイクアウトの事業者も増えているということで、これはある意味致し方ないと思っていますが、ただごみの散らかしを問題視しておりまして、今回のプロジェクトがどれくらいの成果があるのかしっかり見極めたいと思います」

この3連休で、4万枚の袋が配られたということです。

テレビ新広島
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