小泉防衛相は23日、訪問先の沖縄県与那国町で、「過度な抗議活動により、自衛隊員だけでなく、子どもや家族まで肩身の狭い思いをするような状況は、必ず変えなければならない」と述べた。
小泉防衛相は22日から、就任後、初めてとなる沖縄訪問をして、宮古島・石垣島・与那国島を巡った。
陸上自衛隊の石垣駐屯地では、隊員に加え、その家族や協力団体とも交流し、写真撮影などに応じた。
一連の視察を終え、与那国町で記者団の取材に応じた小泉防衛相は、「自衛隊に反対の考えの一部の心ない行動などにより、隊員の子供たちや家族が肩身の狭い思いをすることがあるという話を聞いた」と述べた。
そして、「国民の命と平和な暮らしを守り抜くためにも、隊員や家族を守り抜く。彼らは、この国の宝であり、誇りである」と強調した。
その上で、「過度な抗議活動を含め、一部の心ない行動により、隊員だけでなく、その子どもたちや家族まで、肩身の狭い思いをするような状況を必ず変えなければならない」との決意を表明。
「今後、情報発信や環境づくりなどに全力で取り組みたい」との考えを示した。