富山新港の東西を無料のフェリーが結ぶ県営渡船の運航体制を見直すため、タクシーで代行する社会実験が行われています。
県営渡船の社会実験は今月16日に続いて2日目で、富山新港の堀岡、越ノ潟発着場を無料のフェリーに代わってジャンボタクシーが結びます。
23日は、1日で24往復のタクシー運行が行われ、観光客や地元の人などが利用していました。
県港湾課によりますと、県営渡船の船員14人の平均年齢が70歳と高齢化し、運航に必要なスタッフの確保が難しくなっていて、県の行革委員会も新湊大橋の完成後に代替手段が確保されれば、フェリーの廃止を検討すべきと提言しています。
社会実験は23日までで、県は結果を踏まえ、運航体制の見直しについて地元と協議することにしています。