高市首相が出席している南アフリカでのG20(主要20カ国・地域)首脳会議は、2日目を迎えました。
最新情報をフジテレビ政治部・瀬島隆太郎記者が中継でお伝えします。
初日に18人の首脳らと積極的に挨拶を交わし存在感をアピールした高市首相ですが、焦点となっている中国の李強首相との接触は難しい状況です。
G20首脳会議は、2日目の協議が日本時間23日午後始まりました。
高市首相は、重要鉱物の輸出管理が問題となる中、安定供給の強化を訴えるほか、安全なAI(人工知能)の重要性を強調する見通しです。
また、前日に初対面のイタリアのメローニ首相と抱き合い距離を縮めましたが、会議の閉幕後にはインドのモディ首相と会談し連携強化を確認する予定です。
一方、李強首相について、政府関係者は「今回、接触は難しい。このタイミングではないとの判断だ」としています。
理由について、同行筋は「中国は日本に対する熱量を高めている途上だ」と話していて、無理に接触すればさらに対抗措置を取る可能性が指摘されています。
また、仮に接触してもスピード解決にはつながらず、国内世論に対してもマイナスになるとの分析も出ています。
高市首相は外交日程を終えた後、記者会見を行う予定です。