福島市のボウリング場でストライクを連発する女性ボウラー。61歳とは思えない華麗なフォームとテクニック!世界一に輝く強さの秘訣に迫る。

■世界チャンピオンは61歳
福島市のオークラボウル。ボウリングの世界チャンピオンがいるという。
華麗なフォームからストライクを連発する女性、福島県国見町の鈴木英子(すずきえいこ)さん61歳。10月にアメリカ・リノで開催された世界大会に出場、女子シニアマスターズの部で世界チャンピオンに輝いた。(シングルスでも3位)
「嬉しいんですけど周りの反応の方が大きくてびっくりしてます。単に一歩一歩ゲームに集中してという意識だったんですけど、終わってみたら金メダルだったって感じです」と鈴木さんは話す。

■部活を抜けられなくなった?
ボウリング初心者だった鈴木さんは38年前、当時働いていた工場のボウリング部に勧誘され、本格的に練習を始めた。鈴木さんは「(部活を)『抜けられなくなった』っていうのが正直なところで(笑)まさかこんなに40年近くも続くとは思ってませんでした」と語る。

■ベストスコアはパーフェクト
鈴木さんのベストスコアはパーフェクトの「300」。リーグ戦や記念大会など大舞台で何度も記録してきた。同じ連盟に所属する上級者もお手本にしている。
ボウリング仲間の岸波清孝さんは「レーンの状況っていうのをしっかり考えて投げてる。その辺は教えてほしいんだけど、なかなか理解しにくい部分。色々(一緒に)やってて勉強になります」と話す。

■2年後も世界大会へ
鈴木さんの強みは、レーンの滑り具合などの状況を読む力。研ぎ澄まされた感覚に磨きをかけ、2年後の世界大会も見据えている。「とりあえずは2年後にまた日本代表になれればいいですけど。若い子にも引けを取らないようにいつまでも頑張っていきたいと思っています」と話した。

ボウリングをやり続けて約40年、これからも世界の舞台に挑むべくレーンに立ち続ける。

福島テレビ
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