岩手県大船渡市の大規模な山林火災を受けて、県は、新たに検討してきた「林野火災の警報」と「注意報」について運用指針をまとめ11月21日、公表しました。
県は、2025年6月から山林火災の予防に向けた新たな取り組みについて、有識者などと検討してきました。
21日、公表した最終案では「林野火災の警報・注意報」の発令対象期間は、1月から5月の間としています。
屋外での火の使用を制限する「火災警報」では、対象地域を市町村や消防本部が指定できますが、「森林から1kmの範囲」など地域設定の参考となる例が示されました。
「警報」の発令基準ではこのほか、陸上での「強風注意報」の発表が加わった場合に対象にすべきとしています。
県では運用開始に向けて、自治体などと調整を進めることにしています。