瀬戸内海の養殖カキが大量死している問題で、呉市は22日、
養殖事業者に対して、応援給付金として現金50万円を支給しました。

県中部と東部の海域では養殖のカキが大量に死んでいる被害が発生していて、
なかには9割が死滅している地域もあります。

この問題を受けて22日、呉市の新原芳明市長や職員は市内の漁業協同組合を訪れ、
漁協に所属する55事業者に対して、「かき養殖応援給付金」として
1事業者あたり現金50万円を支給しました。

また、養殖事業者との意見交換も行われ、
事業者からはカキの大量死について原因究明を求める声などが上がりました。

【呉市 新原芳明市長】
「今年のカキだけでなくて来年産についても現状同じ死滅率で大変深刻な状況」
「当面事業を進めるにあたって、県や国のお金が出てくるまでの間
 必要なものに使ってほしい」

呉市は、今後、国や県に対しても支援の要請を行う方針です。

テレビ新広島
テレビ新広島

広島の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。