いじめの重大事態の発生件数が過去最多となる中、こども家庭庁などは、実際の調査報告書の分析結果をもとに作成した重大化を防ぐための研修用事例集を公表しました。
こども家庭庁と文科省は、国に提出されたいじめの重大事態調査報告書のうち32件を分析し、重大化を防ぐための対応や重大化につながり得る特徴をまとめた留意事項集をとりまとめました。
その中では、トラブルの訴えがあった際にどのように話を聞き取るかといった具体的な対応方法や、チェック項目が示されています。
また、教員への研修で活用できるようワークシートや想定される回答例を盛り込んだ事例集も作成されました。
こども家庭庁は「今回改めて重要だと示された内容を着実に実践していくことが大事だ」としています。