無人で自動運転できる農機やドローンなど最新の農業機械を紹介する展示会が、松江市で開かれました。
松江市宍道町で開かれた最新農業機械の展示会。省力化や効率化を進め、高齢化や担い手不足など農家が抱える課題の解消につなげようと、JAと大手農機メーカーのクボタが企画しました。
農機の実演や試乗もできるこの展示会、農家など約350人が参加、トラクターやドローンなど最新の農機約50点が紹介されました。
アンテナやセンサーなどを取り付け、ハンドルを取り換えるだけでトラクターの自動運転が可能になる「後付け」のシステムは、すでに使っているトラクターを活用でき、導入コストを抑えることができます。
大型のドローンは、遠隔操作をすることができ、短時間で効率的に肥料や農薬を散布でき、省力化につながります。
田淵木萌記者:
「このように簡単な操作で草刈り機を移動することができます」
記者が体験したのは、遠隔操作の草刈り機。乗用の草刈り機や刈り払い機に比べ操作が簡単で、女性や経験がない人も草を刈ることができます。
JA全農島根農機サポート・多久和泰正取締役営業部長:
「農業人口も少なくなってきて作業も大変になってきています。省力化につながるような農機具を求めている方が沢山いらっしゃいますので、ご要望があれば実践会をやらせていたっだきたい」
JAはこうした展示会を通じて、最新の農機を紹介、省力化や効率化など農家のニーズに応えていきたいとしています。