来年で10年が経過する熊本地震の教訓を次世代に伝えようという取り組みです。熊本市の大西市長は21日、当時住民が撮った熊本地震の際の写真や動画をもとに記録映像集を作る考えを明らかにしました。
【大西 一史 熊本市長】
「発災当時の映像や記録をまとめた熊本地震記録映像集を制作するため市民が保管している発災当時の写真や動画を募集することにした」
熊本市は、どのようなものにするかは「これから検討」としていますが来年度中に記録映像集を作成する予定です。
【大西 一史 熊本市長】
「熊本地震の記憶がだんだん薄れる中で、写真や動画の力は非常に大きいと思う。市として公式に、市民の暮らしがどうだったのか、しっかり把握して(熊本地震を)知らない世代にも伝える、そういったものにしたいと考えている」
熊本市は、住民が撮影した写真や動画を専用のウェブサイトを通じて提供してほしいと呼びかけていて、11月28日に熊本市ホームページに詳細を掲載する予定です。
写真や動画の募集は来年3月15日までの期間としています。