中国が日本からの水産物の輸入を事実上停止していることについて、アメリカのグラス駐日大使は「中国政府による威圧の真の被害者は日本の漁師たちだ」と強い口調で批判しました。
アメリカ・グラス駐日大使:
(中国政府による)必要のない脅しは信頼を損ない、地域の安定を崩す。アメリカは日本と日本の漁師の味方。漁師たちは中国の威圧の真の被害者。
グラス大使は21日午後、首相官邸で木原官房長官と面会したあと、記者団に対し、「中国は隣国と良好な関係を持ちたいと言うが、行動が伴わない」「周辺国は中国の友好的な顔より、いじめを行う顔を見てきた」と述べ、強い言葉で中国の対応を批判しました。
グラス大使は20日は茂木外相と面会し、日本を支援する立場を伝えています。