医師免許がないのに医療行為をした疑いで逮捕された男が、がんワクチンの製造・販売のため資金が必要などと嘘を言って、高齢男性から3000万円をだましとった疑いで再逮捕されたことがわかりました。
詐欺の疑いで再逮捕されたのは、大阪市の元会社役員原田伸一容疑者(66)です。
捜査関係者などによると、原田容疑者はおととし7月から8月、がんワクチンを製造・販売する会社をつくるための資金が必要などと嘘を言って、香川県の70代の男性から現金3000万円をだましとった疑いがもたれています。
原田容疑者は「コロナウイルスの流行でがんワクチンの生産ラインが確保できない」などと男性に説明し、返金の求めにも応じなかったということです。
原田容疑者は大阪市北区にあるがんなどの免疫療法を行うクリニックで、医師免許がないにもかかわらず医療行為をした疑いですでに逮捕されています。