11月22日の「いい夫婦の日」を前に、明治安田生命はアンケート調査結果を公表した。調査は全国の20~79歳の既婚男女1620人を対象に行われた。

毎年恒例となっている「理想の有名人夫婦」アンケートでは、去年1位だった大谷翔平選手・真美子さん夫妻を押さえて、DAIGOさんと北川景子さん夫婦が初の1位となった。

職場結婚に復活の兆し

夫婦の出会いのきっかけについては、「マッチングアプリ」が30.4%で、3年連続トップだった。

マッチングアプリを利用した理由としては、「手軽に出会えるから」(50.0%)、「好みの相手を選ぶことができるから」(39.5%)、「職場に出会いがないから」(28.9%)の順となり、明治安田生命は、「身近な出会いがなくても、手軽に好みの相手を探せる」方法として定着していると見ている。

出会いのきっかけの2位は、「友人・知人の紹介」(19.2%)だった。

3位は「職場の同僚・先輩・後輩」(17.6%)で、去年の10.6%から7ポイントも上昇しており、コロナ禍後のリアル交流の場が増えたため、出会いの王道である“職場結婚”が復活しつつあるようだ。

家事分担は当たり前に

現在の夫婦関係が円満なのか聞いたところ、「円満」との回答は78.4%で、去年の75.8%より2.6ポイントアップした。

「夫婦円満のために必要な事は?」との質問では、「よく会話する」(49.3%)が1位だった。2位には「感謝の気持ちを伝える」(33.5%)が続いたが、3位は「干渉しすぎない」(30.7%)で、程よい距離感も大事との意見が多かった。

また、「家事の分担」について聞くと、共働き世帯では64.7%が「分担している」と回答。専業主婦(主夫)世帯の50.7%より14ポイント多かった。

男女別に担当している家事を聞くと、男性は「ゴミ出し」(68.9%)、「食器洗い」(54.1%)、「風呂場の掃除」(51.9%)で、女性は「料理」(88.2%)、「洗濯」(83.8%)、「食料品・日用品等の買い物」(80.8%)の順番だった。

お小遣いは増えず…

お小遣い制度を導入している夫婦は39.0%で、1カ月あたりの平均は3万680円だった。

去年より世帯年収が増えた人は31.6%だったが、お小遣い額が増えた人はわずか4.6%に留まった。

一方、「物価高の影響を感じる」と回答した人は約9割(92.0%)で、特に影響を感じる項目は「食料品」(96.0%)、「光熱費」(48.7%)、「ガソリン代」(42.5%)だった。

物価高で生活費がかさみ、せっかく賃上げされてもお小遣いの値上げには繋がっていないようだ。

理想の夫婦はDAIGO・北川景子夫妻がトップ

「理想の有名人夫婦」は?との質問では、2年連続でMVP獲得とワールドシリーズ制覇を達成したメジャーリーグ・ドジャースの大谷翔平選手と真美子さん夫妻が2位だった。

「笑顔で夫を支えているから」「爽やかで、お互いを大切にしていることが伝わる」など、世界で活躍する大谷選手を支える真美子さんへの共感が多く寄せられたという。

その大谷夫妻を押さえて1位になったのは、DAIGOさんと北川景子さん夫妻だ。30代から圧倒的な支持を集めて、初のトップとなった。

「仕事と子育てを両立しながら活躍し続けている」など、夫婦で子育てを楽しみながらも活躍し続ける姿への憧れの声が多く集まったとしている。

理想の有名人夫婦トップ10は以下の通り。※()内は去年の順位、敬称略

1位 DAIGO・北川景子(3位)
2位 大谷翔平・真美子(1 位)
2位 ヒロミ・松本伊代(1 位)
4位 反町隆史・松嶋菜々子(ランク外)
5位 唐沢寿明・山口智子(4 位)
6位 杉浦太陽・辻希美(9 位)
7位 桑田佳祐・原由子(5 位)
8位 藤井隆・乙葉(6 位)
9位 中尾明慶・仲里依紗(12 位)
10位 西川きよし・西川ヘレン(7位)

プライムオンライン編集部
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