寒波の到来によって、寒さに伴う経済の動きも…ホームセンターでは来店客が「ちょっと寒くなってきましたね、ホッカイロです。そろそろほしいかなと思って」「こたつ今までつくってなかったから、こういう(マット)買いに来た」と話す。
■あったかグッズが人気
寒波の到来でにぎわうのは「あったかグッズ」コーナー!ヒーターなどの定番商品はもちろん、2025年も「ある特徴」が出ているのだとか…カインズ郡山富田店の澤香菜子さんは「やっぱり”節約”を重視した、暖房料金だったりとか、電気料金の値上がりがあるので、その節約に向けた商品が動いてます」と話す。
■寒さ対策も「節約」がキーワード
猛暑に続き、寒さ対策のキーワードもやはり「節約」。東北電力によると、政府の補助金の終了で、10月使用分の電気料金は標準的な家庭で前の月から520円値上がり。11月使用分も変化はなく、厳しい冬に突入する。
暖房代を節約しながら暖かく過ごせる厚手のブランケットや、あったか靴下の売れ行きが上々。寒暖差をうまく調節できるインナーもおすすめだ。
また、体の中から温める!ということで鍋なども売れ始めているという。
■賢く暖かく
カインズ郡山富田店の澤さんは「今年の冬は寒くなるっていう予報とかもよく聞くので、暖房費を気にせずに、家の中であったかい毛布だったりブランケット、靴下とかを着て、できるだけ暖房の設定温度をあげないようにとか、そういったとこで電気料金を節約できるのかなと」と話した。
「賢く」「あたたかく」寒さを乗り切る工夫も必要になりそうだ。
■ヒートショックに注意
本格的な冬を迎えようとしている中、気を付けなければいけないのが「ヒートショック」だ。過去5年間に郡山消防本部の管内で、入浴中の事故によって病院に運ばれた人の数。圧倒的に寒い季節が多い。このうちの7割以上を高齢者が占めている。
■血圧の変動が影響
ヒートショックは血圧の変動が大きく影響する。暖かい部屋から寒い脱衣所で服を脱ぎ、洗い場も寒い。そこからアツアツのお湯に入ると血圧が上がったと思ったら、急に下がって…。失神するなどのリスクがある。
こんな方、特にご注意ください。高血圧や動脈硬化のある方、肥満気味の方、福島は多いかもしれない。熱いお風呂が好きな方など十分に注意を。
対策は、各部屋の温度差を小さくする、お湯は41度以下に設定する、シャワーなどでゆっくり体を温めるお酒を飲んだ後は入らないなど様々ある。
寒い福島の冬、ヒートショックは誰にでも起こりうることだと思って対策を。