東京で開幕した、聞こえない人、聞こえにくい人のための国際スポーツの祭典、「デフリンピック」11月18日は陸上競技から。男子走り高跳びで、岡山市出身で平林金属所属の佐藤秀祐選手(21)が5位タイの記録で入賞しました。

(佐藤理子アナウンサー)
「最後の調整をする佐藤選手。スタンドにいる監督と会話をし、時折笑顔も見られます。まもなく佐藤選手の挑戦が始まります」

駒沢オリンピック公園で行われている陸上競技。会場には佐藤の家族や所属する平林金属の同僚も応援に駆け付けました。

(佐藤選手の会社の同期)
「佐藤ガンバレ、おー」

(佐藤選手の姉・佐藤千優さん)
「とにかく楽しんで頑張って」

佐藤の自己ベストは1メートル95。そこを越えればメダル獲得が見えてきます。1メートル86までは1回でクリアし、次のバーの高さは1メートル89。跳躍前に手拍子で会場を盛り上げる佐藤でしたが1回目と2回目を失敗してしまいます。

後がなくなった3回目も緊張からかジャンプに高さが出ず失敗し、目標としていた2メートルには届かず結果は5位入賞。跳躍直後は笑顔であいさつしていた佐藤でしたが、家族の前では悔し涙を抑えることができませんでした。

(平林金属 佐藤秀祐選手)
「楽しめた。良い跳躍ができなくて、とても悔しい。また4年後の デフリンピックも出場したい。もしメダルを取れたら メダルを取りたい」

岡山放送
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