菓子などに使われる天然由来の糖質「トレハロース」の発売30周年を記念して、岡山市の高校で11月18日、研究開発の第一人者の特別講演会が開かれました。
岡山市東区の岡山学芸館高校で開かれた講演会には1年生約300人が参加しました。これは、岡山市のバイオ関連企業・ナガセヴィータが企画したもので、天然由来の糖質、トレハロースの研究開発の第一人者、丸田和彦さんが登壇しました。
丸田さんは食品の品質保持などに活用されるトレハロースの量産化に向けて、1995年、入社3年目でトレハロースを生成する酵素を発見しました。講演で、丸田さんは探究心を持って、最後まで諦めず挑戦することの大切さを伝えました。
(高校生は…)
「(トレハロースは)思っていた何倍も自分の生活と関わりがありびっくりした」
「「事実から真実を生み出す」という言葉が印象に残っている。これからもその言葉を大切に過ごしていきたい」
(ナガセヴィータ株式会社 丸田和彦博士)
「諦めない気持ちと探究する気持ちを養ってほしい。自分が取り組みたいものを早く見つけてどんどん前に進んでほしい」