宮城県栗原市の栗駒山で75歳の女性がクマに襲われ死亡し、同行していた70代女性が行方不明となっている事故で、現場周辺に設置されていた箱わなが11月17日に撤去された。県が許可した捕獲期間が終了したためで、猟友会によると付近に新たなクマの痕跡が確認できず、捕獲の可能性が低いことも理由だという。

事故は10月3日、キノコ採りで入山していた75歳の女性がクマに襲われ死亡し、同行していた70代女性の行方が分からなくなったもの。
栗原市などは10月下旬から周辺に箱わなを設置し、これまでに複数のクマを捕獲・駆除してきた。

10月21日にも1頭が捕獲されており、このクマが加害獣かどうかは現在も調査中である。

また、警察によると11月13日、栗原警察署員と猟友会の計6人が遺体発見現場周辺を約1時間半捜索したが、行方不明の70代女性につながる手がかりは得られていない。

仙台放送
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