高級珍味として知られる『カラスミ』作りが天草市牛深町で最盛期を迎えています。
日本三大珍味の一つ『カラスミ』はボラの卵巣で、10日ほど塩漬けしたあと一昼夜かけて塩抜きをします。
そして、1カ月ほど天日に干しますが、その間、折れたりしないようにひっくり返し、表面に出てくる脂を一つ一つ丁寧に拭いて艶を出します。
牛深町にある1945年創業の井上 勇 商店では毎年、カラスミ作りを行っていて、年末年始の贈答用などに人気があります。
井上 卓 社長によりますと、「今年はボラの水揚げが例年の半分ほどと少なく、
1週間ほど作業が遅れたものの品質はいいものが出来ている」と話していました。