アメリカ・サンフランシスコで9月、満員の路面電車が通常の5倍のスピードで暴走する瞬間がカメラにとらえられた。
運転士は急いで電車を停止したが、1人が軽いけがを負った。
当時運転士は、疲労からか居眠り運転をしてしまったとみられ、その結果、電車の暴走が起きてしまったという。

満員の路面電車が暴走…パニックに陥る乗客たち

アメリカ・サンフランシスコで9月24日に撮影されたのは、異常に揺れながら走る路面電車の姿だ。
電車は、通常の5倍のスピードで暴走していた。

当時を振り返り、乗客は「叫ぶ人や凍りつく人ばかりでした」と語り、混乱した状況を明かしている。

電車が駅を通過した瞬間(GMAConductorFallsAsleepWedPKG)
電車が駅を通過した瞬間(GMAConductorFallsAsleepWedPKG
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電車は駅にも止まらず暴走し続けたが、運転士がブレーキをかけて、ようやく止まった。

その時、運転士は「大丈夫!落ち着いてください!止まりました」と懸命に乗客に伝えていた。このトラブルで1人が軽いけがをしたが、大惨事は免れた。

運転士の疲労が事故の原因か

暴走の原因は、運転席のカメラに映っていた。

当初、運転士の様子がおかしかった。

寝ているようにも見える運転士(GMAConductorFallsAsleepWedPKG)
寝ているようにも見える運転士(GMAConductorFallsAsleepWedPKG

トンネルに入ると、目を閉じて寝ているようにも見える。
直後、電車はどんどんスピードアップし、車内は激しく揺れた。

その衝撃で、運転士は目を開け、とっさにブレーキをかけて電車を止めた。

地元メディアによると、交通当局は運転士の疲労によるミスが事故の原因だという。
運転士は、運転禁止の処分となった。
(「イット!」 11月14日放送より)

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