北國銀行をかたる電話で契約情報を盗み出して、口座から不正送金させる被害が発生したとして北國銀行は法人向けのインターネットバンキングによる他行あての振り込みを停止しました。
北國銀行によりますと、17日午前9時半頃、北國銀行本店の電話に北國銀行を名乗る自動音声の電話がかかってきたと言う事です。
これを受け調査したところ、複数の法人口座で不正送金が確認されました。
いずれも被害は法人の口座で、北國銀行は午前11時に法人向けのインターネットバンキングによる他行あての即時振込を停止したと言う事です。
手口について北國銀行が確認したところ、犯人は、まず銀行担当者を語る自動音声などの電話でメールアドレスを聞き出し、そのアドレスにフィッシングメールを送信。
電話で指示しながら被害者をフィッシングサイトに誘導し、インターネットバンキングの契約者情報やパスワードなどを入力させたと言う事です。
その上で、抜き取った契約者情報などを元に口座から資金を不正に送金したと見られています。
北國銀行は自動音声や電話、メール、SNSなどで客の契約情報やログインID、パスワードなどを聞き取ることはなく、北國銀行をかたる自動音声の電話があった場合は、対応しないように呼びかけています。
北國銀行では、口座に不審な取引等が確認される場合は、最寄りの支店や北國クラウドバンキングサポートデスク(電話番号 0120-508-789)、または北國デジタルバンキングサポートデスク(電話番号 0120-508-053)まで問い合わせをお願いしています。