地域に密着し、暮らしの安全確保に努める警察官を表彰する「山形県民の警察官」の
選考委員会が開かれ、2人の受賞者が決まった。
「山形県民の警察官」は県民の安全と安心を守るため第一線で活躍している警察官を称えるもの。防犯や交通安全の関係機関の代表者らが県警本部の推薦をもとに選考を行った結果、
県警本部捜査支援分析課の佐藤光警部補42歳と、鶴岡警察署大山駐在所の大友雄介警部補49歳の2人が今年度の「山形県民の警察官」に決まった。
佐藤警部補はこれまで刑事部門で14年事件に従事し、県警本部に今年度新設された
捜査支援分析課では、特殊詐欺や匿名・流動型犯罪グループなどの犯罪収益のルートを解明するとともに、県警全体の捜査能力の向上に大きな実績を上げたことが評価された。
大友警部補は高齢者が増加する地域で、特殊詐欺の被害防止に向けた指導や防犯対策を積極的に広報したほか、増加する認知高齢者の行方不明事案の対策としてGPSの利用を推奨するなど一人暮らしの高齢者が安心して生活できる地域を目指した活動が
高く評価された。
「山形県民の警察官」の表彰式は来年2月4日に行われる。