県内でクマの出没が相次いでいることを受け、県は17日、緊急でクマの出没対策会議を開きました。11月16日までに確認されたクマの出没件数は、2年前の大量出没とほぼ同じペースで推移しているとして、人身被害防止に向けた対策を徹底することが共有されました。
 
県庁で開かれた「ツキノワグマ出没対策連絡会」には、県や県警、猟友会の代表、市や町の担当者など、ンラインを含め約60人が出席しました。
 
県によりますと、今年9月から16日までに確認された県内のクマの出没は368件で、県内で大量出没した2023年とほぼ同じペースで推移し、今後も出没の増加が見込まれると報告されました。
 
県では、目撃情報が500件を超えると人身被害が発生する可能性が高くなるとして、関係団体に対して、人身被害防止に向けた対策を徹底することを共有しました。
 
また、行政の判断でハンターがクマを駆除できる「緊急銃猟」を2度行った勝山市の担当者からは▼住民に避難を促すための電話がつながらなかったとか▼流れ弾の危険性の説明や足が不自由な高齢者の移動に時間がかかったといった課題が報告されました。

福井テレビ
福井テレビ

福井の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。