日本語学校に通う外国人に交通ルールを守ってもらおうと、福岡県小郡市で警察が交通安全教室を開きました。
◆記者リポート
「実際に外国人の生徒が自転車に乗って日本の交通ルールを学びます」
小郡市の自動車学校で開かれた交通安全教室には、市内の日本語学校に通うネパールやベトナムなどからの留学生合わせて31人が参加しました。
特に、留学生の多くが利用する自転車については「左側通行」や「並んで走らない」といった日本の交通ルールを実際に体験しながら学びました。
さらに、体を張った事故の再現もあり、目の前で見た留学生たちはルールを守る大切さを実感したようでした。
◆ネパールからの留学生
「ネパールの信号のルールはそこまで厳しくない。(日本で)自転車に乗る時は左側を一列で乗らないと危ない」
今年、県内で起きた外国人の関係する交通事故362件のうち自転車事故は70件で、去年より増えています。
小郡警察署は、管内で外国人が増えているため今回初めて開いたということで、担当者は、「こうした機会を通して日本の交通ルールをしっかり学んでもらいたい」などと話していました。