福岡県北九州市で衰弱した状態で見つかった野鳥のキンクロハジロから高病原性の鳥インフルエンザが検出されたと17日、県が発表しました。

県によりますと11日に北九州市で衰弱したキンクロハジロ1羽が見つかり、国立環境研究所で遺伝子検査をしたところ、14日に高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出されました。

これを受け環境省は、見つかった地点から半径10キロ圏内にあたる北九州市、直方市、中間市、宗像市、遠賀郡、鞍手郡の一部を野鳥監視重点区域に指定しました。

県内で野鳥から高病原性鳥インフルエンザウイルスが確認されたのは今シーズン初めてです。

今のところ、周辺で飼われている家きんに異常はないということです。

県は、野鳥観察などの通常の接し方では人に感染しないと考えられるとして冷静な行動をするとともに、感染拡大を防ぐため野鳥を素手で触らず、排せつ物などに触れた際には手洗いとうがいをするよう呼びかけています。

テレビ西日本
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