2026年4月に福井市北部新たに「九頭竜中学校」が開校します。約550人が通うことになり、福井県内有数の“マンモス中学校”となります。開校に向けた課題の一つが「通学路の安全」です。13日は、実際に通うことになる生徒が登校のシミュレーションを行いました。


登校シミュレーションは、森田中学校の生徒400人あまりが実際の登校時間に行いました。
 
来年4月に開校する「九頭竜中学校」は福井市森田地区の人口の増加に伴って整備され、現在の森田中学校と灯明寺中学校の一部の生徒、合わせて550人が通う予定です。
 
通学路の一番のポイントは、ハピラインふくいの線路をまたぐ地点です。


西田茜記者:
「多くの生徒が自転車を押し続々と学校へ向かっています。あまり混雑する様子はな くスムーズに進んでいます」

線路を越えて通学する生徒は470人で全体の8.5割を占めます。

一方、近くのアンダーパスでは生徒が集中するタイミングもありましたが、大きな問題はなくスムーズでした。ただ、車も通るため注意が必要となりそうです。
 
生徒は「(線路を越えるために)遠回りしないといけなかったので大変だった」「下り坂が急だったのでブレーキをかけながら行くのが大変だった」などと戸惑う声も。
 
森田中学校の校長は「学校や行政でできるハード面の安全対策は進んできたので、4月までにもう少し安全対策をしていきたい」と話していました。
 
シミュレーションの結果を踏まえ、中学校が通学路を決定しますが、生徒の安全確保に向け地元では、歩行者と自転車専用の新たなアンダーパスを将来的に整備するよう求める動きもあります。

福井テレビ
福井テレビ

福井の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。