アメリカのトランプ大統領は12日、連邦政府再開に向けた「つなぎ予算案」に署名し、史上最長の1カ月半に及んだ政府機関閉鎖の解消が決まりました。

トランプ大統領:
この素晴らしい予算案に署名することにより、わが国は再び活動を開始する。

アメリカ連邦議会下院は12日夜、2026年1月30日までの資金を確保するための暫定予算、いわゆる「つなぎ予算案」を可決しました。

その後、トランプ大統領が署名して予算が成立し、7年ぶり、史上最長となった政府機関の一部閉鎖は43日間で終わりました。

法案は、閉鎖中に行われた職員の解雇を撤回し、さらに、2026年1月30日まで人員削減を禁じる内容も盛り込まれています。

一方、民主党が求めていた2025年末に期限が切れる医療保険制度、いわゆる「オバマケア」の延長は結論が出ませんでした。

トランプ大統領は署名の際、「2026年の中間選挙で投票する際には、民主党が何をしたか忘れるべきではない」などと述べ、閉鎖は民主党の責任だと繰り返し強調しました。

フジテレビ
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国際取材部
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