北海道網走市で、父親の遺体を自宅に遺棄したとして逮捕された62歳の息子が、父親の年金をだまし取っていたとして詐欺容疑で再逮捕されました。
網走市の無職、一條雅彦容疑者は、同居していた父親の武さん(92)が死亡したにも関わらず、2021年から2025年10月までの間、年金約375万円を武さんの銀行口座に入金させ、だまし取った疑いが持たれています。
警察によりますと、一條容疑者は、武さんの口座から金を引き出し、現金を使っていたということです。
調べに一條容疑者は「無職で自由気ままに生活したかった理由で年金をだまし取った」と容疑を認めています。
一條容疑者は死体遺棄の疑いで10月に逮捕されていて、「葬儀費用が払えなかった」などと供述していました。
武さんの死因は不詳で、遺体は一部白骨化していました。