全国の犯罪被害者でつくる「新あすの会」が都内でシンポジウムを開き、損害賠償の立て替え払い制度の設立を訴えました。
シンポジウムには、28年前の神戸連続児童殺傷事件で次男の淳君を殺害された土師守さんも出席しました。
加害者側に裁判で損害賠償が命じられても、資産がないなどとして支払われないことがほとんどで、「新あすの会」は国が損害賠償を立て替え、加害者側に請求する制度の実現を求めています。
【娘を殺害された渡邊保さん】「加害者は刑務所に行ってしまってて働けない。だったらどこからか賠償を受ける必要があるんじゃないかと。それは国だろうと」
参加者からは国民負担が増えないよう、寄付金の活用も検討すべきという声も出ていました。