これから迎える冬は電気代とガス代もかさんでくる。ただ、今の暮らしを少し見直すだけでも省エネにつながるポイントがあるようだ。新潟県長岡市出身の節約アドバイザー・丸山晴美さんに冬の省エネのポイントを聞いた。
■節電ポイントは「温度」
気温が下がり、暖房器具を出し始めたり、エアコンの暖房をつけ始めたりする人も増えてきているのではないだろうか。そこで心配になるのが、冬の電気代やガス代だ。節約アドバイザーの丸山晴美さんが冬の省エネポイントにまず上げたのが、「温度」だ。
寒いとついつい暖房器具の設定温度を上げてしまいがちになるが、丸山さんは「設定温度を上げることでエネルギーをたくさん消費して、電気・ガス・灯油をより多く使ってしまう」と強調。
そこで、丸山さんが提案する設定温度は”20℃”。やや低いと感じる人もいるかもしれないが、丸山さんは家庭での「ウォームビズ」を推奨する。
「着て体を暖めるということ。1枚多く羽織るとか、靴下を履く、レッグウォーマーを履く、ネックウォーマーをすることで、省エネできる」
■風呂の”自動ボタン”は省エネの敵?
一方、ガスの節約につながるのはなんと言っても風呂の入り方だ。中でも丸山さんは、「一番の鍵になる部分は風呂の自動運転」と指摘。
「自動運転にすることで保温状態が続き、湯量が減ったら足すという便利な機能だが、ガス代としては節約にはならない」
湯張りが終わったら、まず自動運転をオフにすることが節ガスにつながる。さらに、家族全員が時間を空けずに入浴を済ませることもガスの節約に大きな効果があるという。
冬の省エネ術について、さらに詳しいポイントは関連記事で紹介している。