「老老介護」の末、102歳の母親を殺害した罪に問われている71歳の女が、裁判で「助けてくれる人が思い浮かばず、殺すしかないと思ってしまった」と話しました。
小峰陽子被告(71)は2024年7月、東京・国立市の自宅で102歳の母親の首をビニールひもで絞めるなどして殺害した罪に問われています。
小峰被告は被告人質問で、事件に至った理由について「世の中に自分1人しかいなくて、助けてくれる人が思い浮かばなかった。1人でやるしかないと思い詰めて、殺すしかないと思ってしまった」などと、老老介護の末だったと話しました。
また、今の気持ちについては「病気や老衰で普通の死に方をさせてあげたかった。申し訳なかった」と話しました。