宮崎県の文化の発展に貢献した人に贈られる県文化賞の授賞式が行われました。
今年度は学術部門で宮崎大学農学部の学部長・國武久登教授(62歳)が受賞しました。
國武さんは、主に国富町で栽培されている県産ブルーベリーの新品種「くにさと35号」を開発し、産学官連携しての普及や商品化などの取り組みを通して宮崎県の学術文化の向上に寄与しました。
(県文化賞を受賞 宮崎大学農学部学部長 國武久登教授)
「歴史ある宮崎県文化賞をいただくことになりまして、本当に光栄に存じます」
「くにさと35号」は、ウイルスの増殖を抑制する作用があるなど機能性が高いブルーベリーの葉に着目し開発されました。
(県文化賞を受賞 宮崎大学農学部学部長 國武久登教授)
「(研究)当時はC型肝炎をはじめ宮崎の風土病と言われるウイルス性発がんというのをどうにか抑制できないか、いろんな素材の中でブルーベリーの果実ではなく葉っぱにそういうものが見つかった時は本当に感動しました」
県庁では、國武さんの功績などを紹介するパネル展が12月16日から行われます。