公共交通機関の運転手が不足する中、津山市で新たな動きです。電気で走る自動運転バスの実証運行が決まり、11月7日、車両がお披露目されました。

カメラやセンサーなどを搭載した車両。津山市役所でお披露目されたのは、定員15人のEVバスです。運転手は必要ですが、ハンドルやアクセルを自動で制御する「レベル2」の機能を持ち、最高速度は時速35キロとなっています。

実証運行は、市とJR西日本が連携して進めるもので、運転手が必要に応じて自動運転と手動運転を切り替えながら走らせます。一般向けの試乗運行は、11月15日から、JR津山駅とグリーンヒルズ津山を往復する8便で行われます。

(津山市 商業・交通政策課 増田頂二さん)
「バスの乗務員が不足していて一部では減便という状況が続いている。自動運転に切り替えることができれば問題も解決できると思うので、将来的にはドライバーが不要になる自動運転でのバス運行を目指す」

車いすの席を除き、すでに試乗は満席ということですが、市民からは期待と不安が入り混じった声が聞かれました。

(津山市民は…)
「乗ってみたいという気はしているが、怖いかなという気もする」

岡山・香川では自動運転EVバスへの関心が高く、三豊市でも運転手を必要としない「レベル4」の運行を目指して実証が続いています。

岡山放送
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