自衛隊と中国軍の中堅幹部の交流事業が北京などで行われています。
この交流事業は日中の防衛関係者の信頼醸成のため自衛隊と中国軍の中堅幹部が相互訪問するもので笹川平和財団が主催し、2001年から行われています。
今回は、自衛隊の1等陸佐を団長とする中堅幹部13人が5日から13日までの日程で訪問していて北京では陸軍警備第3師団を視察したほか軍事科学院で意見交換しました。
交流事業を主催する笹川平和財団によりますと中国の中将で軍事科学院副院長らから「世界の安定のためには日中関係の安定が大事」との考えが示されたということです。
また、中国側から「人と人の交流が安定的な関係につながる」との意見があったということです。
笹川平和財団は、今後も対話と交流を続けることが重要だとしています。