色鮮やかな菊が並ぶ「菊まつり」が秋田県横手市で開かれています。愛好家が丹精込めて育てた菊が訪れた人たちを楽しませています。
横手市の秋田ふるさと村で今、県内各地の愛好家が丹精込めて育てた約1000点の菊が楽しめる「よこて菊まつり」が開かれています。
こんもりとした花が特徴の厚物や、細い花びらが放射線状に広がる管物など、鮮やかで色とりどりの花々が並びます。
2025年は夏場の猛暑で菊の管理が難しく、愛好家たちは水をまいたり、肥料の調整をしたりして丁寧に育て上げました。
直径18センチ以上の大ぶりな花の部門で、最高賞となる農林水産大臣賞を受賞した秋田市の工藤勉さんの菊は、3つの花がバランスよく配置されていることはもちろん、大きさが揃っている点が高く評価されました。
会場を訪れた人たちは、じっくりと菊を鑑賞していました。
仙北市から訪れた人:
「菊は素晴らしくてきれい。自分でも育てているが、なかなか丸いドーム状にならないので素晴らしい」
横手市観光協会菊まつり委員会・遠山勝義委員長:
「今が見頃。菊は同じく見えるが、つくった人の個性が出ているので、ぜひ一つ一つ鑑賞してほしい」
よこて菊まつりは、横手市の秋田ふるさと村で11月10日まで開かれています。