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 2007年の開始以来、東急グループが地域の小学生とその保護者に向けて開催してきた「とうきゅうキッズプログラム」。地域とともに未来への学びを育むこの取り組みは今年で18回目を迎え、東急グループの合計22社2法人が連携し全35コースのプログラムで実施されています。その内容には、鉄道やバスの運転士体験や車両整備の見学、美術館の学芸員体験、ホテルのブライダル体験、商業施設の安全管理体験、建設会社の技術研究所施設見学など多彩なラインアップで、全コース合計353組706名が参加する予定です。延べ参加者はこれまでに1万1,000人を超えており、20倍を超える倍率にもなります。

 この取り組みの原点は、東急グループの「生活に密着した事業を通して、多様な仕事や物づくりを体験することで、未来を担う子どもたちに将来の夢や暮らしについて考えるきっかけにつなげたい」という開始当初からの強い想いです。本プロジェクトを担う東急株式会社の担当者・江戸 直子と本庄 渚の2人にインタビューを行い、その熱い想いとゆるぎない理念をお伝えします。 


※とうきゅうキッズプログラム 担当

東急株式会社 社長室 政策グループ 参事 江戸直子(写真右)

東急株式会社 社長室 政策グループ 本庄渚(写真左)

■「子どもたちに本物の体験を」社会課題への挑戦。子どもたちの「もっと知りたい!やってみたい!」という想いを間近で感じることができ、大変貴重な機会でした。


――お2人はどのようにプロジェクトに関わっているのでしょうか。 


江戸 社長室で東急グループのブランドマネジメントを担当しており、とうきゅうキッズプログラムは今年で3年目の担当です。毎年、全体の企画運営やグループ各社との調整、広報対応などを行い、グループ全体をつなぐ役割をしています。

本庄 私は入社1年目からプログラムに携わっており、今年で2年目の担当です。日々切磋琢磨しながら、グループ各社と一緒にプログラムの企画運営を推進しています。より充実した有意義な取り組みにすべく、グループ各社と共に一つのものを創り上げる充実感を感じながら取り組んでいます。




――「とうきゅうキッズプログラム」はどのように始まったプロジェクトですか。

江戸 2007年に開始したころは、少子化や企業としての社会貢献の在り方が課題となっており、東急グループとして何かできることはないかと考えて始まったプロジェクトでした。東急グループは鉄道をはじめ、商業施設やホテル、建設、不動産、エネルギー、教育、文化など、東急線沿線の生活に密着した様々な事業を展開しています。その強みを活かし、未来を担う子どもたちに「働くってかっこいい」「もっと知りたい!やってみたい!」と向上心を引き立てられるような機会を提供したい、という想いからスタートしています。





――人気のプログラムにはどのようなものがあるのでしょうか。

江戸 やはり鉄道関係は毎年とても人気です。運転シミュレータ体験や車両整備工場の見学は非常に倍率が高いですね。普段は中々入ることのできない場所に足を踏み入れることができる特別感が、子どもたちの興味関心を引き立て、忘れられない経験になっているのではないでしょうか。

本庄 ご参加くださったみなさまの反応を見ていると、素直に「すごい!」と感じているのが伝わってきました。様々な事業に触れ、その業界で活躍するプロの姿を間近で見ることによって感じる子どもたちの新鮮な驚きが、実際に現場で働いている社員にとっても大きな励みになっています。

江戸 鉄道以外にも、ホテルのブライダル体験やシェフと一緒に学ぶ食育プログラム、美術館での学芸員体験なども好評です。また東急建設の技術研究所では、普段体験できない技術研究所の特別な施設を通じて、建設の魅力を存分に楽しむことができます。様々な仕事現場で活用されている技術を身近なものとして触れることで、子どもたちの学びや興味の幅がさらに広がっていると思います。





――プログラムはどのように作られているのでしょうか。

江戸 初期の頃は事務局からグループ各社に声をかけてプログラムへの参画を募っていましたが、最近ではグループ各社から「こういうプログラムはどうだろうか」と提案を受けるなど、東急グループとして一丸となってより充実したプログラムに成長させたいという想いが年々高まっているように思います。この取り組みが東急グループにより深く浸透し、「子どもたちに将来の夢や暮らしを想像するきっかけを提供したい」という風土が醸成されていることが、このプロジェクトを支えていると感じています。

本庄 私は昨年度各プログラムの運営に携わる中で、プロとして取り組んでいる姿に大きな刺激を受けました。プログラムをどのように工夫すればもっと本物の体験を楽しんでもらえるのか、どうすれば保護者のみなさまにも我々東急グループの事業を身近に感じていただけるのかなど、企画から当日の運営にいたるまで、時間をかけて丁寧に検討を重ねながら一つひとつのプログラムを作っています。





■家族で感じる”働くこと”のリアル

――親子で参加することをとても大切にされているそうですね。

江戸 子どもたちが体験を通じて多様な職業に触れながら、社会と交わり将来自分が働く姿を想像する機会を提供することは、とても大きな意味があると考えています。例えば、バスの車両整備やホテルの厨房、商業施設内の安全管理など、日々の生活を支えている現場をご覧いただくと、子どもたちだけではなく保護者のみなさまにも新鮮な発見があって、「子どもたち以上に夢中になった!」というお声もいただいています。ご家族で思い出を共有できることもこのプログラムの大きな魅力となっています。

本庄 私も現場で保護者のみなさまとお話させていただく機会があったのですが、「子どもと一緒に本格的なお仕事体験ができて嬉しい。自分も一緒になって学ぶことができた!」という感想を多くいただきました。子どもたちだけでなく、大人も一緒に様々な仕事に触れて学べることも、このプログラムの大きな価値だと考えています。




――参加者からの声や反響にはどのようなものが届いていますか。

江戸 五島美術館の学芸員体験に参加されたお子さまが「学芸員という職業を初めて知り、もっと学んでみたい」という感想をいただき、とても感動しました。また、「普段は見ることのできない事業の裏側を知って、ますます東急グループのファンになりました」という保護者の方からの嬉しいお声をたくさんいただいています。

本庄 東京都市大学のプログラミング体験に参加されたお子さまが、大学生と触れ合いながらプログラミングの基礎を丁寧に学ぶ中で「最初は難しかったけれど、大学生のお兄さんが優しく教えてくれたから最後まで頑張れた」と達成感に溢れる姿はとても印象深かったですね。東急グループの多様性や東急線沿線を基盤とした様々な顧客接点を持ち続ける東急グループだからこそ、成しえるプログラムだと思う瞬間が数多くありました。最初は緊張した面持ちだった子どもたちも帰るころには、表情もほぐれて「楽しかった、また参加したい」という感想を聞くと、私たちも嬉しくなりますね。





――今後、プロジェクトをどのように育てていきたいですか。

本庄 より多くの子どもたちに参加のチャンスを広げるべく、オンラインでの取り組みの検討やプログラムの拡充も視野に入れたいと考えています。社員一人ひとりが心をこめて準備をしているとうきゅうキッズプログラムを通して、東急グループが大切にしている想いを社員と触れ合うことで直に感じていただけると嬉しく思います。そして、この体験が子どもたちの未来の選択肢を広げたり、家族の大切な思い出になったりすることを、心から願っています。

江戸 これからは「東急グループで働くことへの誇り」をもっと伝えていくことができたらと考えています。商業施設や駅の運営など、身近な存在ではあるけれど、実は社員の様々な努力により、安心して豊かな時間が過ごせるように日々の生活を支えている仕事はたくさんあります。地域に密着した東急グループの仕事に触れ、様々な体験をしてもらうことで、私たちの仕事への誇りを感じていただけると信じていますし、ご参加いただいたみなさまをはじめ、お客さまからの信頼や期待があってこそ「とうきゅうキッズプログラム」はこれまで18年間続けることができたと思っています。これからもさまざまなことに挑戦しながら、丁寧に継続していきますので、ぜひ親子で参加していただけたらと思います。





 子どもたちがプライドある仕事に取り組む姿に憧れを抱き、そんな子どもの姿に親は将来への期待を抱く――「とうきゅうキッズプログラム」は、そんな世代を超えた気付きと未来への希望を得られる取り組みです。これからも東急グループ一丸となって、親子で描く子どもたちの未来図を届け続けます。




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