岡山県から参画を断られ、伊原木隆太知事との対面協議も実現しなかった岡山市の新アリーナ構想。大森雅夫市長は11月6日、改めて、必要な事業だとして前進させる考えを示しました。

(岡山市 大森雅夫市長)
「県が参画しないとのことだが、これまで通りアリーナ整備事業は 岡山にとって、必要な事業との認識の下、市議会とも議論し経済界と力を合わせて前進させていくべきものだと考えている」

大森市長は6日の会見でこのように述べ、新アリーナ構想の実現に意欲を見せました。

10月10日、大森市長は、事業化を前に、県の参画の意思確認が必要だとして、伊原木知事との対面協議を申し入れました。しかし10月28日、市役所を訪れた県の担当者から事業に参画するという判断には至らなかったと回答され、伊原木知事との対面協議も断られました。

(岡山市 大森雅夫市長)
「首長同士が対話すらできていない中で、この回答は非常に悲しい。今後の対応に苦慮すると言わざるを得ない」

さらに「県が参画しないことの影響は、ゼロだとは思わない」とも述べた大森市長。しかし、これまで通り、早ければ11月末にも事業化するかどうか判断する考えで、11月12日に検討会議を開く予定です。

岡山放送
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